経営に大切なのは、“現金”という事実!
黒字経営! さいこうですね〜
赤字経営! さいこうですね〜
えっ矛盾がある!?
大丈夫です全く矛盾していません(笑
大切なのは
黒字が会社の現金とリンクしているか!
赤字が投資という形で現金をうまく活用しているか!?
ただそれだけです^^
一番ダメなのは
* 黒字だけど現金がない ・・・ 黒字倒産
* 無計画な赤字経営 ・・・ 借金地獄 or 倒産
この2パターンです!
記事を読まれた5分後に「現金が一番!」っという事実を経営者に役立てればと思います^^
目 次 ーーー
● 倒産する会社は、現金不足によるため。
● 現金が足りなくなる本当の理由!?
● 現金を常に意識した経営が安定経営^^
このような疑問にお答えします。
ここで注意ポイント・・・。
分かり易さを重要視するために、できるだけ専門的すぎる言葉をつかわず、要点だけをザックリと説明している事をご了承ください。
実践成果 ーーー
学生起業時代、20年前に立ち上げた出版部門。
契約が取れすぎ
当時のパソコンの性能と情報誌のデータ量がアンバランスに。
そのために保存ミスの連発で、出来上がった本は最悪な状態に・・・。
500万円の損失・・・。
その時に現金があれば会社は倒産しない! っということを実感^^
以後常に気をつけています(笑
● 倒産する会社は、現金不足によるため。
倒産する理由は
現金が足りなくなったときに倒産します。
たとえ黒字でも、黒字倒産。
もちろん赤字でも倒産します。
ただし、現金があれば
7500億円の赤字をだしても倒産しません!
実際に
パナソニックさんが2012年、2013年に
2期連続で赤字をだしていますが、倒産していません。
しかし
残念ながら小さな会社には
年商の何倍もの現金をストックできるほどの余裕はありません。
だからこそ
会社の規模と業界の特有に合わせた
現金力を持たなければいけないのです。
事実! 現金力さえあれば “赤字もうまく活用できる!?”
ということをいっています。
巷にある赤字経営バンザイなどの書籍!
現金力を活かした赤字経営にふれている本も結構ありますよね(笑
会社を助けるのは現金力です!
経営者の“仕事”は黒字になる経営判断と現金調達力です^^
● 現金が足りなくなる本当の理由!?
小さな会社経営にとり
現金が足りなく理由の大きなひとつとして
無計画な節税があります!
例えば、今期の利益が200万円だとします。
利益が200万円だから税金は約30%として
60万円を支払わなければいけない・・・。
もったいないから来期に必要な物を先に購入しておく!
それで100万円分購入すれば
利益が100万円となり税金も30万円に
30万円節税できた〜!っと
したり顔の経営者、多いですよね(苦笑
これって本当に正しい経営判断ですか!?
仮に
例①:200万円の利益の場合
60万円の税金を支払うと
税引き後利益が140万円残ります。
一方で、
例②:100万円の利益の場合
30万円の税金を支払うと
税引き後利益が70万円しか残りません。
つまり、例①と②では、
なんと70万円の利益の差が生まれます。
ここで、イヤイヤ
来期に必要な物を100万円分購入したから
結果的にはお得でしょう!っと考えがちですが
この考えで多くの経営者が現金不足の罠につまづきます。
それは、
銀行からの借入返済は税引き後利益からの支払いです!
例えば
銀行借入500万円程度で7年借入だとする金利は経費になるので
税引き後利益から差し引くのは元本のみ!
500万円÷7年 = 年間約71万円(月々約6万円)の
借入返済をしなければいけないということです!
例①の場合は
残り利益140万円から71万円を支払い
現金残高69万円。
例②の場合は
残り利益70万円から71万円を支払うと
マイナス1万円。
※ ここでは、計算をシンプルにするために、減価償却繰戻りはゼロ
つまり、例②の場合は
マイナス1万円になってしまうのです(涙
いかがでしょうか?
あれっ今期決算黒字だったのに
現金が手元に無い! どころか減っている!!!
っという経験されている経営者の方も多いのでは。
現金の流れは
借入返済までしっかりと見える化して把握するのが現金力の秘訣です!
【 お金の流れはこちらの記事をどうぞ! 】
https://note.com/embed/notes/nd1471598ecc6
● 現金を常に意識した経営が安定経営^^
会社を安定させるには
極論的に考えると売上高よりも黒字経営よりも
現金が手元にある経営が一番です!
現金を手元に残すために大切なのは
利益をどのように活用するか!?
計画と利益を生み出すために必要な粗利益を重要視した経営です
粗利益を確保するための売上高の確保!
それを実行する企業活動のアクションプランになります。
まずは、自社の現金が幾らあるのか?
毎年の返済額は幾らか?をしっかりと把握しましょう。
返済額に税金を足した分の利益は最低でも必要不可欠ですので^^
ここで、余談(笑
えっ、うちの会社前期黒字だったけど
税金は払っていないな〜っという経営者いますよね〜。
その謎の正体は
累積赤字という正体です! ← 実は物凄いポイントです。
日本企業の65%は赤字経営です!
つまり、赤字を上手く活用した経営計画が存在します^^
別の記事で書かせていただきますね。 本日はこのへんで^^
最後までお読み頂きありがとうございます。 小さな会社・店舗の経営にお役に立てる記事をアップできるようがんばります^^
記事:キャッシュフローコーチ 上地 康史