資金繰り改善!借入対策もOK。黒字への仕組み化3ステップ

資金繰り改善

1Step 資金繰り対策は、営業利益改善がポイント

資金繰り対策は大きく二つ!
1つ目は、内部(社内)現金が溜まる黒字への仕組み化
2つ目は、外部(銀行)からの借入の際にポイントとなる決算書の経営数字

つまり、
1つ目の黒字への仕組み化で社内の方向ベクトルを揃え
2つ目の資金調達に向けてのキレイな決算書づくりを行う

実はこの二つはある経営数字に着目するだけでOK
それは、“ 営業利益 = 売上高 – 費用”

営業利益を意識した経営は、
経営者の皆さんは当然だろ!っと思われるかもしれませんが

小さな会社の現実として
多くの会社の社員の皆さんは
利益アップよりも売上高をあげることが重要!
利益アップを望む経営者の皆さんと
方向ベクトルが揃っていない現実課題があります。

さらに、
営業利益が出た際も、
“ 絶対に税金は払いたくない ”
無計画な専門家のアドバイスにそそのかされて
無意味な節税のために現金が無くなり
気づけば資金繰りの日々を繰り返している会社も多いのが
小さな会社のお財布事情(涙

これでは
常に現金不足になるのが当然で
少しでも予定の計画がずれると
現金が不足し資金繰り難に・・・。

じつはこれ
本当に簡単に直すことができるんです!っが
誰もが当たり前の事だ!っと
後回しにしている会社本当に多いです

その簡単な方法は
“ 経営者と社員が営業利益を意識する仕組み化 ”だけ!

それだけで
現金を中心とした資金繰り対策が簡単に構築できます

それでは社員にどのようの営業利益を意識させるのか!?

それは
経営者ひとりで行動するのではなく
経営者が構築したプランに添い
社員が自ら動く仕組みづくりがポイント!

その時に必要な仕組みは
“ 自分の行動が黒字になっているか赤字になっているか ”
社員自らが自然に意識
する体制づくり!

経営者以上に
会社の経営数字に詳しい人はいません!

だからこそ経営者の仕事は、
社員の時間を有効活用すること
つまり社員の働きが効率よく黒字を意識した行動につながっているのか!?
仕組みを構築することが大切なのです!

【 営業利益の見える化は以下の記事を参照ください 】

2Step 今の会社全体、主力商品の利益体質を知る

“ 営業利益 = 売上 − 費用 ”
ここでポイントは、
★ 費用は“ 売上高に比例する変動費 ”と“ 毎月必ず発生する固定費 ”
費用は変動費と固定費の2種類あるという事!

“ 変動費との付き合い方 ” と “ 固定費の見つめ方 ”
を知ると
売上高は変わらないのに勝手に営業利益がアップされます^^

営業利益を向上させるポイントは
● 会社全体の営業利益
● 主力商品・サービスの営業利益

この二つの営業利益までのお金の流れを
お金のブロックパズル®️図で
売上、変動費、粗利、固定費(人件費、その他固定費、利益)を
7つのブロックをしっかりと把握するだけでOK!

実は
借入の際に金融機関が最初に見るのが
“ 本業の結果である営業利益の状態 ”
銀行側が最大限に注目しているポイント!

つまり会社全体の意識を
売上から営業利益に統一するだけ!で
必然的に内部(社内)&外部(借入)からの
資金繰り対策ができます

会社全体と主力商品・サービスのブロックパズルでの見える化
その図を共通言語化するだけで必然的に黒字経営になります!

3Step 会社に必要な利益額から逆算して根拠のある必要売上高を知る

それでは、売上高は無視していいのか?

ここで大切なことは、その売上高は
会社全体が目指す目標になっていますか!?
ということ

つまり、会社全体で達成する目標になっているのか
そこに
“なぜ今期、今月の売上目標が必要なのかの明確な理由”

それが、社員全体に浸透しているかどうかが大切!

小さな会社は経営者が全て!
なので、経営者が決めた売上目標を掲げている会社
かなり多いと思われますが

果たして、それって
一方的な想いになっていませんか?

会社の営業利益はその期や月の結果です。

それは、組織で活動しているのであれば
経営者ひとりで作り出しているものではありません。

社員と一緒に会社全員で作り出しているのです

だからこそ
なぜ今期、今月の売上目標は根拠のあるものでなければ
社員の行動=モチベーションにつながらないのです

営業利益の後には
税金の支払いや銀行の返済
新しい売上のための投資
万が一の時のための貯蓄など

当たり前すぎて知っているつもりになっている
経営者の皆さん本当に多いです

経営者の皆さんは知っていても
社員の皆さんは果たしてそこまで知っていますか?

目的を知らないまま
前に進め!!!っと言われても
意味不明=先が不透明で行動が鈍ります。

営業利益から逆算した根拠のある売上目標の意義を
明確に伝えると社員のマインドから不透明が消え
経営者と同じ方向へベクトルが揃います。

最後に、上記3ステップを見える化して
会社の共通言語として利益意識を共有する

記事:キャッシュフローコーチ 上地 康史